こんにちは!幸せパンダです!
今回のお正月はコロナのせいで帰省できず、初めて東京でお正月を過ごしました。
いつもは母がおせち料理を用意してくれるのですが、今年は帰省できないので当然なし!
でも、おせち料理がないお正月は何だかテンションがあがりません。
ということで、思い立っておせち料理にチャレンジすることにしました。
来年は帰省してお正月を迎えられることを祈っていますが、親ももう高齢です。
いついなくなってもおかしくありません。
そう考えると、親が元気なうちに「家の味」をしっかりと習っておかないと!
いつかは親もいなくなって、私一人で作らないといけなくなります。
その時のために今年の経験をメモに残しておきたいと思いました。
ということで、今回のブログでは
- おせち料理を作るにあたって調べたこと
- 今回作ったレシピ
をまとめておきたいと思います!
おせち料理の基本的な構成
おせち料理の基本的な構成は以下のとおりです。
該当する料理は他にもたくさんありますが、一例としていくつか挙げています。
祝い肴(さかな)三種
祝い肴は、お正月のお祝いに欠かせないとされている3種類の料理のことです。
関東では、黒豆、数の子、田作り(ごまめ)、関西では黒豆、数の子、たたきごぼうの3種とされています。
祝い肴三種とお餅をそろえれば、最低限のお正月のお祝いができるとされています。
口取り
口取りとは、いわゆる「酒の肴」となる料理のことです。
最初に食べる料理なので、重箱のいちばん上の「一の重」に、縁起がいいとされる奇数(5品、7品、9品)の料理が詰められます。
伊達巻き、栗きんとん、昆布巻き、紅白かまぼこ、魚の甘露煮など。
酢の物
紅白なます、菊花かぶ、酢だこ、〆さば、小魚の南蛮漬けなど。
焼き物
縁起のいい海の幸を中心に詰めます。
ブリの照り焼き、イカの松笠焼き、鯛やイカの焼き物、えびの焼き物、ローストビーフ、肉巻き、など。
煮物
山の幸を中心に、家族が仲良く結ばれるよう煮しめます。
野菜の煮しめ、筑前煮、レンコン、里芋、クワイの煮物などの山の幸の煮物。
おせち料理の詰め方
おせち料理を重箱に詰めるのには、めでたさや幸せが積み重なるように!との願いが込められているそうです。
現在は家族の人数が減り、三段や二段のお重を使用する家庭が多くなっていますが、五段のお重に詰めるのが正式なのだとか。(諸説あり。)
五段のお重の場合
一の重 | 祝い肴、口取り |
---|---|
二の重 | 焼き物 |
三の重 | 煮物 |
与の重 | 酢の物や和え物(「四」が「死」を連想させ縁起が悪いため、このように書きます。) |
五の重 | 控えの重 |
五の重は控えの重として空にしておきます。「神様から授かる福」を詰める場所として空にしておくそうですよ!
上記はあくまで一例です。
お重の詰め方には、地域差もかなりあるそうです。
三段のお重の場合
近年では省略された三段重がもっとも一般的です。
その場合は以下のように詰めます。
一の重 | 祝い肴、口取り |
---|---|
二の重 | 酢の物、焼き物 |
三の重 | 煮物 |
二段のお重の場合
二段重の場合は以下のとおりです。
一の重 | 祝い肴、口取り、酢の物 |
---|---|
二の重 | 焼き物、煮物 |
一の重に祝い肴と口取り、二の重に煮物を詰め、残りは好みで振り分けてもOKです!
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実際に作ったおせち料理
さて、実際に作ったおせち料理はこちらです!
今回は招待客を含めて大人3人分だったので、家にあった二段の重箱を使いました。
量的にはちょうど良かったです。
普段のおもてなし料理よりも手間がかかり、何だかギリギリまでバタバタしていました。
不慣れなこともあり、段取りが悪かったです・・・。
食材の調達も、仕事納め後の12月27日あたりから始めましたが、すでに売り切れのものもたくさんありました。(黒豆とか、塩かずのことか・・・。)
事前準備の大切さを痛感しました。
レシピ集
次回の参考にしたいので、今回作った料理のレシピを書いておきます。
母から習ったものもありますが、実家では作らないものについては、クックパッドのレシピでよさそうなものを探しました。
紅白なます
お祝い事のシンボルである紅白の組み合わせで縁起がよいとされ、平安、平和を願う心が込められた料理です。
紅白なますはクックパッドのレシピを参考に作りました。
ちょうど実家から送られてきたゆずがあったので、ゆずの中身をくり抜いて器にしました。(料理上手の叔母がこのようにしていたのを思い出して、真似してみました。)
ゆずの絞り汁も少し入れました。香りがぐっと良くなりましたよ♪
昆布巻き
昆布は「よろこぶ」の語呂合わせから「喜ぶ」とされ、「養老昆布(よろこぶ)」とも掛けることから、お祝いの意味の他にも不老長寿の願いが込められます。
縁起の良い食べ物として用いられてきました。
実家では毎年12月31日に母と祖母と3人で昆布巻きを作っていました。
私は巻くのを手伝うだけでしたが、今ではとってもいい思い出です。
昆布は近所の専門店ですごくいいものを早くから買って準備していた記憶があります。(祖母と一緒に買いに行った記憶があります。)
個人的は実家の昆布巻きが一番美味しいと思っています!
ただ、夫も「昆布巻きは1個食べればいいや。」と言いますし、家族も少ないので、昆布から巻くのは今回はやりませんでした。
ということで、乾燥した昆布巻きをスーパーで見つけたので、こちらを使いました。
味がついているので、水を入れて煮るだけです。
スーパーの既製品はすごく小さいのでボリューム感がイマイチでしたが、こちらは大きさもちょうど良かったです。
私が購入したのは、フジッコの昆布巻きです。
下記のリンクはまとめ買い用なので値段が高いですが、スーパーでは1袋単位で普通に売っていましたよ!
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さつま芋きんとん
黄金色の見た目を金塊や小判などに見立てていることから、転じて金運上昇を願う料理とされています。
実家のおせちの定番でした。
子どもの頃に作るのを手伝っていた、懐かしい一品。
さつまいもは5mmより厚く皮を剥いて、丸切りにして、1時間水にさらします。
さつまいもが柔らかくなったら、水を捨て、鍋をゆすりながら水気を飛ばします。(粉ふきいもを作る要領で!)
あとは砂糖を入れながら練るだけです。
茶巾絞りをして、盛り付けます。
鶏肉の野菜巻
最近のおせち料理では、ローストビーフや肉巻きなどの料理も定番ですね!
クックパッドのレシピを参考に作りました。
私はインゲンは入れずにごぼうと人参で作りました。
タコ糸は、スーパー(イトーヨーカドー)の精肉コーナーでお肉を買い、その時にお願いするといただけます。
下記のようなネットタイプのタコ糸をカットしたものをいただきました!
こんな便利なものがあるんですね~。知りませんでした。
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伊達巻
見た目の華やかさと、書物のような巻物に似ている形から「知恵が増える」ことを願う縁起物です。
伊達巻はこちらのレシピを参考にしました。
伊達巻は難しかった!
前日に一度練習しましたが、その時は焦げてしまい失敗。
巻くときにも割れ目が入ってしまいました。
でも、味は美味しかったです。
次の日は前日の反省から、上記レシピの「最初に強火15秒」はせずに、ずっと弱火で焼きました。
ただ、なかなか中央まで火が通らなかったですね~。
次回はフライパンの厚みや大きさにも気をつけたいと思います。
また、巻くときに少し切り込みを入れるといい、と母が言っていましたが、どこに切り込みを入れたらいいのかが良く分かりませんでした。
次回帰省した際に、作って見せてもらおうと思います。
野菜の煮しめ
様々な食材を一緒の鍋で煮ることから、「家族が仲良く一緒に結ばれますように」という願いが込められています。
以下のような食材がよく使われます。
・穴がたくさんあいているので、将来の見通しがきくとされる「蓮根」
・小芋をたくさんつけることから子孫繁栄の縁起物とされる「里芋」
・土中にしっかり根を張ることから、家族の土台がしっかりすることや家業が土地に根付くことを願う「ごぼう」
・大きな芽が出ていることから、立身出世を願う「くわい」
野菜の煮しめは白だしで色よく仕上げ、レンコンや人参をか飾り切りにして、見た目よく仕上げました。(時間かかった!)
味付けと盛り付けはこちらのレシピを参考にしました。
人参とレンコンの飾り切りと、こんにゃくの切り方はこちらのレシピを参考にしました。
人参はクッキーの花型があるとかなり楽になると思います。
あいにく今回はみんな同じことを考えているのか売り切れ!
次回はきちんと買っておこうと思います。
海老の煮物
茹でるとお年寄りのように腰が曲がることから、長寿でいられるようにという願いが込められています。
こちらも実家のおせちに入っていた定番。
海老はかぶるくらいの水(できるだけ少なく)を入れて、みりん、薄口醤油を少し入れて煮ます。
薄口醤油じゃないと海老の色が悪くなるので、薄口醤油を使ってくださいね。
海老に味があるので、ほんの薄味でいいです。
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お雑煮も作りました!
正月三が日は毎朝お雑煮を食べました。
お雑煮も以前一度くらいは作ったことがありますが、かなり久しぶり。
分量をはかって、楽天レシピにアップしました。
実家のレシピでは人参はクッキーの花型で抜くので、もっときれいに仕上がりますが、今回は花型が手に入らなかったので仕方なく細切りです。
料理名:我が家のお雑煮(山口県)
作者:幸せパンダ
■材料(大きい器2人分)
水 / 700 ml
だし昆布 / 1枚
かぶ / 大1個
大根 / 1cmくらい
人参 / 1/4本
ほうれん草 / 1把くらい
するめ / カットしたもの一人3枚
★醤油 / 大さじ1
★だしの素 / 小さじ1
★塩 / ひとつまみ
お餅 / 2~4個(お好みで)
■レシピを考えた人のコメント
コロナで実家の山口県に帰省できなかったので、母にレシピを聞いて、初めてお雑煮を作りました!覚え書きです。
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まとめ
コロナのせいで帰省できず、東京で寂しいお正月となりました。
両親も孫に会えるのを楽しみにしていたので、がっかりしていました。
私もがっかりです。
でも、今回おせちにチャレンジする機会を得たのはいいことだったように思います。
親も高齢ですし、元気なうちにしっかりと習っておいて、伝統を受け継いでいけたら・・・と思います。
(息子にも教えたい!)