こんにちは!幸せパンダです!
いつも実家から野菜などを送ってもらっているので、たまにお礼にお菓子を送ります。
秋なので栗のお菓子でも送ろうかと思い、母に聞いたところ、
栗のお菓子なら、マロングラッセが食べたい!
と言われました。
マロングラッセとは?
マロングラッセは、栗をまるごとひと粒、砂糖でコーティングしたお菓子です。
マロングラッセはフランス語で、Marron glacéと書きます。
Marronは栗のこと、glacéには「砂衣をつけた、光沢のある」という意味があります。
マロングラッセを作る際、最後にglaçage(グラサージュ)と呼ばれる工程を行います。
グラサージュとは、お菓子作りでは、つやを出したり、糖衣をかける工程のことを指しています。
栗の殻や渋皮を取り除き、砂糖液で煮た後、何日も砂糖液に漬け、最後にグラサージュの工程を経て艶よく仕上がったマロングラッセは、まさに宝石の輝き!
マロングラッセの起源
マロングラッセの起源については諸説あり、フランス発祥説とイタリア発祥説がありますが、どちらも16世紀と言われています。
フランス発祥説では、フランス中部のリヨンでマロングラッセが登場したと言われています。
リヨンは、現在のフランスで最大の栗の生産地アルデッシュ県(ローヌ・アルプ地方)に近い大都市で、食の都として有名です。
また、マロングラッセの原型は、ルイ14世の宮廷で生まれた、砂糖をまぶし焼いただけのものだったという説が、フランスではよく語られているようです。
その高貴な味と香りにルイ14世は驚いたとか。
対するイタリア発祥説では、ピエモンテ州のクーネオ県で生まれたとされています。
こちらも栗の産地で、ヨーロッパ諸国に輸出される栗の集積地でした。
マロングラッセの歴史については、以下のブログ記事が大変参考なりました。
(色々な情報があり、どれが正しいのか悩ましかったのですが、私が読んだ中ではこちらに書かれていることが一番信憑性がある気がします。)
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マロングラッセの食べ比べをしました!
さて、母のリクエストで購入することになったマロングラッセ。
思えば私も人生で1、2度くらいしか食べたことがないかも・・・。
せっかくなので義母にもプレゼントしようと思ったので、この機会に自分も味見してみることにしました!
有名なお店は何種類かあるようですが、高級品ですし、そんなに何種類も味見はできない!
ということで、ネット上で評判が良く、近場でも購入できるお菓子メーカー2つに絞って味見することにしました。
東京風月堂のマロングラッセ
1872年創業の老舗洋菓子店で、風月堂総本家より暖簾を分けた「東京風月堂」。
風月堂と言えば、ゴーフルが有名ですね!私も子どもの頃よく食べました!
実は、風月堂の「マロングラッセ」もすごく評価が高いんです。
イタリア産の上質な栗を厳選し、天然バニラビーンズで風味を添え、特製シュガーでグラッセしてじっくり丹念に仕上げています。
・栗(イタリア産)
・砂糖
・水飴
・洋酒
・香料
パッケージの様子
私は味見用に一番小さい6個入りを購入しました。
個別梱包してあり、高級感がありますね!
真空パックにはなっていません。賞味期限は約3ヵ月後の12月までになっていました。
6個入り 1,620円
8個入り 2,160円
12個入り 3,240円
20個入り 5,400円
さて、早速味見。
一口食べると、甘みと洋酒がバランスよく口の中に広がります。
外側は糖衣がすこしカリッとしており、内側は栗のねっとりとした食感。
蜜がしっかりと栗の芯にまで染み込んでいます。
う~ん、贅沢・・・。
【補足】東京風月堂と上野風月堂について
さて、「風月堂」のマロングラッセが有名ということで検索してみると
東京風月堂、上野風月堂、神戸風月堂・・・とたくさん出てきます。
せっかくなので、美味しいところで注文したい!
どれが本物?どれが偽物?ってなったので、ちょっと調べてみたところ・・・
風月堂は日本全国にある洋菓子メーカーで、のれんわけによりいくつかの系列があるみたいです。
つまり、どれも本物!
ただ、神戸風月堂ではマロングラッセの取り扱いはないようです。
マロングラッセはそれぞれの系列で製法が微妙に異なりますが、どれも美味しいと評判みたいですよ!
さて、それぞれの風月堂のサイトで会社の歴史を見ると、初代大住喜右衛門が、風月堂の前身、菓子屋「大坂屋」を営むというのは共通しているようです。
東京風月堂のHPには、
明治5年 (1872年)
米津松造が両国若松町に“白翁に月”の暖簾を分けてもらい、米津凮月堂を開業
とあります。
神戸風月堂のHPには、
吉川家は、250年にわたり、代々「吉川屋新七」の屋号のもとに神戸市海岸通三丁目で回漕問屋・旅館業を 営んで参りました。ところが、明治初年、家業を足袋商に転じ、さらに、洋服商を経て明治26年、 町内市田左右太氏のご指導により、初代吉川市三が、東京南鍋町の風月堂に徒弟奉公に入りました。
市三は、以来洋菓子を主として、菓子業の修業に鋭意研鑚を積み、無事に勤めを終え、 本店大住様からの「のれん」を頂戴いたし、明治30年12月12日現在の場所に 『神戸風月堂』を開店いたしました。
とあります。
上野風月堂のHPには、
現在の上野風月堂の社長、大住佑介は、初代大住喜右衛門から数え八世代目にあたり、初代喜右衛門の菓子作りへの志はここに受けつがれているのです。
とあります。
ということで、上野風月堂が本家、東京風月堂と神戸風月堂は、どちらものれん分けしてできた別会社ということになりますね。
マロングラッセについては、上野風月堂も東京風月堂もどちらも評判がいいです。
上野風月堂は近くに店舗がなかったため、今回は東京風月堂にしました。
メリーチョコレートのマロングラッセ
東京・青山に1950年創業、チョコレートをはじめとした老舗洋菓子店「メリーチョコレート」。
チョコレートのイメージしかありませんでしたが、実は1972年より販売されている「マロングラッセ」は、チョコレートと並ぶ代表商品だそうです!
実際にネット上でも、
「マロングラッセはメリーチョコレートのものに決めている!」
という声がちらほら・・・。
イタリア産の栗を糖蜜に漬け込み、芳醇なブランディを香らせています。
・栗(イタリア産)
・砂糖
・水飴
・還元水飴
・ブランデー
・香料
パッケージの様子
5個入り 1,350円
8個入り 2,160円
13個入り 3,240円
22個入り 5,400円
13個入りが、「接待の手土産」セレクション2020で入選しています。
「接待の手土産」セレクションというのは、心づかいが伝わる贈り物を年間のべ1,000名以上の現役秘書の厳正かつ公平なる審査により選定し、賞を決定しています。
さて、早速味見。
しっとりと柔らか、芳醇なブランデーの香りが大人の味わいです。
風味を逃さないようにひと粒ずつ真空パックしてあるんですよ!
(画像だとそのまま紙に包んでいるように見えますが、実際には紙をあけると中は真空パックになっています。)
真空パックなので、日持ちが長く、お土産にはぴったりです!
今回購入したものは、半年以上賞味期限がありました。
また、味見用に値段が安い簡易パックがあるのがとっても良心的♪
贈答用のマロングラッセの栗よりも少し小さめサイズが5個入って、550円(税抜)です。
栗の大きさが小さめなだけで、味は全く変わらないそうです。
ちょっとしたプレゼントにもいいですね!
もちろん、ひと粒ずつ真空パックになっていますよ。
5粒入っていましたが、すでに2粒食べてしまいました(笑)!
東京風月堂とメリーチョコレートのマロングラッセの違い
さて、東京風月堂とメリーチョコレートのマロングラッセの違いをまとめてみました。
- 栗のふっくら感は風月堂が上
- しっかりとした底味のある栗はメリーチョコレート
- 甘さは風月堂の方が強め。糖衣もしっかりしていて、パリパリ感がある。メリーチョコレートは表面もしっとり。
- 洋酒の香りは両方しっかりあるが、風月堂の方が鼻にスーッと抜ける感じがある。
- メリーチョコレートのマロングラッセはひと粒ずつ真空パックになっており、賞味期限が長い。
- 風月堂のマロングラッセは、真空パックになっていない。
- 値段は入数の多いものだとメリーチョコレートの方がお得
- 送料は以下を参照【東京風月堂】【メリーチョコレート】
- 楽天市場の場合、東京風月堂は5,400円(税込)以上、メリーチョコレートは10,800円(税込)以上で送料無料、また、両社とも「送料無料」と記載の商品は送料無料。
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【結論】はっきり言って、どちらもおすすめ!
食べ比べた意味がない回答で申し訳ないのですが、
はっきり言って、味の違いはあるけど、どちらのマロングラッセも美味しい!
あとは好みの問題ですね。
甘党の方には風月堂、あっさりとした大人の味がお好みでしたらメリーチョコレートがおすすめです。
というこで、東京風月堂とメリーチョコレート、どちらを選んでも間違いないのですが、今回私の決め手になったのは、他に取り扱っているお菓子です。
マロングラッセだけじゃなくて、他のお菓子も一緒に送ろうと思っていたので、他の商品もチェック。
メリーチョコレートは当然ながらチョコレートの種類が豊富。
風月堂はゴーフルが有名。
マロングラッセはたくさん食べるものではないので、マロングラッセを小さめの箱にして、別のお菓子を添えるのもいいと思いますよ!
うちの母はマロングラッセはちょっとでいいよ!と言ったので、今回は懐かしのゴーフルも一緒に送ろうと思い、最終的には東京風月堂を選びました!
マロングラッセ、久しぶりに食べたら本当に美味しくて・・・。
私自身がはまってしまいました(笑)。