こんにちは!幸せパンダです!
以前もジュニアNISAについてはブログに書きましたが、記事を書いてからしばらく時間が経ってしまいました。
その間制度も変更されたので、今日は改めてジュニアNISAについて書きたいと思います!
・ジュニアNISAに興味のある方
・子どもの教育資金の貯め方について悩んでいる方
・節税をしつつ、資産運用したい方
ジュニアNISAとは
ジュニアNISA(ニーサ)は、2016年1月から口座開設の受付が開始された未成年者少額投資非課税制度の愛称です。上場株式等の購入については、2016年4月1日から開始されました。
口座を開設できるのは、子どもが0~19歳までの間で、子どもにかわって親権者が運用します。
ジュニアNISAでは、年間80万円を上限に投資でき、買付した年を含めて売買益&配当金が5年間非課税扱いとなります。(通常の口座で取引した場合は、20.315%の税金がかかります。)
非課税期間の5年間が終了した後は、次のような選択肢があります。
① 売却する
② 課税ジュニアNISA口座に移す(その後の配当金や売買益等については課税)
③ 引き続き、ジュニアNISA口座で翌年の非課税枠80万円を利用し、そのまま保有し続ける(ロールオーバー)
*ただし、2023年でジュニアNISA投資可能枠の設定が終了するため、ロールオーバーができるのは、2018年購入分までとなります。(そのことについては、後述します。)
ただ、2020年度の税制改正により、ジュニアNISAは2023年末で終了・廃止になります。
ということで、利用できるのはあとわずかなんです!
2020年度税制改正で、ジュニアNISAがより便利に!
2020年度の税制改正により、ジュニアNISAの制度に変更が加えられました。
まず、ジュニアNISAは2023年末で終了・廃止になります。
そして、払い出し制限の解除です。
今までの制度では、原則口座設定者が18歳になるまで払い出しができないという制限がありました。
18歳未満で払い出す場合、ジュニアNISA口座内で生じた過去の利益に対しても、さかのぼって課税されていたのです。
ところが、2024年に払い出しの年齢制限が撤廃されることになりました。
年齢制限が撤廃されたので、18歳未満でも非課税のまま払い出しができるようになりました。
現在子どもが0~19歳で、2020年にジュニアNISAの利用をスタートした場合、投資可能額は320万円(80万円×4年間)になります。
例えば2020年にジュニアNISA口座で投資(買付)した場合、非課税保有期間は5年後の2024年までになります。
2024年の時点で口座設定者(子ども)が20歳未満の場合、「継続管理勘定口座」に移管され非課税での運用は継続します。
「継続管理勘定」とは、未成年者が20歳になるまで(その年1月1日時点で20歳である年の前年12月31日まで)非課税で保有し続けることができる制度です。
2019年~2023年のジュニアNISA口座で保有している商品については、非課税期間が終了した場合に、「継続管理勘定口座」に自動で移動されます。
「継続管理勘定口座」にある状態では、新規の投資(買付)はできませんが、非課税の恩恵を受けることができるので、例えば配当がある株式を保有している場合、配当金はずっと非課税のままになります。
もちろん売却も可能で、売却益があるようならそれも非課税になります。
前述しましたが、以前は5年間の非課税期間が終了する場合、次の①②③の選択肢がありました。
① 売却する
② 課税ジュニアNISA口座に移す(その後の配当金や売買益等については課税)
③ 引き続き、ジュニアNISA口座で翌年の非課税枠80万円を利用し、そのまま保有し続ける(ロールオーバー)
③のロールオーバー手続きを行うことで、翌年のジュニアNISA投資可能枠を使用して非課税期間をさらに5年延長させることができたんです。
ただ、ジュニアNISAが2023年末までとなり、2024年からは投資可能枠が設定されないため、2019年購入分からはそもそもロールオーバーできなくなってしまいました。
そのため、2024年からは、「継続管理勘定口座」が開始されることになったのです。
(2018年のジュニアNISA口座で購入した商品については、2022年の10月以降にロールオーバー手続きを行わないと、非課税期間を継続することができません。)
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2018年からジュニアNISAを開始した我が家の運用成績
さて、我が家では2018年からジュニアNISAを開始しました。
今年で3年目。
毎年上限の80万円を目標に、米国ETF (VTI)を購入しています。
購入方法は、毎月いくらと決めて、自動購入の設定をしています。
さて、現時点での成績です!
+200,902円!
ただ、新型コロナの影響で-7万円くらいになった時期もありました。
でも、実はそういった時が株を安く買うチャンスでもあるので、気にせず買い続けていました。
最近は株価が戻ってきているので、それがいい結果につながっています。
ジュニアNISAは年間80万円の投資枠があり、私の場合は2018年から開始しているので、合計480万円の投資枠を使えるということになります。
2018年 80万円
2019年 80万円
2020年 80万円
2021年 80万円
2022年 80万円
2023年 80万円(2018年分を売却して新たに投資するか、2018年分をロールオーバー)
合計:480万円
売却益や配当を考慮しなくても、480万円あれば子どもの大学の学費はまかなえそうなので、安心です。(自宅から通える大学、という前提になりますが。)
これ以外にも、学資保険に加入しているので、子どもの教育資金に関しては、今後何かあっても大丈夫かなと思っています。
まとめ:2023年末までしかないけど、是非ジュニアNISAを使おう!
ジュニアNISAは2016年にスタートしましたが、払い出し制限があったりと使い勝手が悪く、利用者が少ないという問題点がありました。
それが、今回の払い出し制限の解除により、使いやすさがぐっとアップしました。
従来の制度では、口座設定者(子どもや孫)の大学以上の教育資金、結婚資金などを準備する手段としての活用に限られていましたが、年齢制限の撤廃により幼稚園から大学まで幅広い期間の教育資金への活用が可能になりました。
残念ながら2023年末で終了・廃止となりますが、2023年までまだ時間があります!
お子さんがいて投資資金に余裕がある方は、今からでも遅くないので、ジュニアNISAを検討してはいかがでしょうか。