こんにちは!幸せパンダです。
いつも遊びに行っている児童館で話題にあがったのですが、子どもの能力を知るための遺伝子検査があるらしいです。
お値段は検査会社によりますが、大体6万円以上するそうです。
高い!!!
検査はとっても簡単で、それで子どもの適正(才能)がある程度分かるので、習い事を選ぶ参考にしたり、子どもの性格に合わせた教育ができる、ということで、受ける人がいるとか。
この検査について教えてくれたママさんの子どもは、長い間英会話を習ったのですが、まったく身につかなかったらしく・・・。
こういう検査を受けて子どもの適性を知っておけば、無駄な習い事の費用を払わずに済んだかな?と言っていました。
病気になりやすい体質かどうかをチェックする遺伝子検査や、血液を採取するだけで産まれてくる赤ちゃんがダウン症かどうかチェックできる新出生前診断(これも一種の遺伝子検査)は知っていましたが、子どもの適正や能力を診断する遺伝子検査があるとは知らなかったので、びっくりしました。
興味があるので、どんなものか調べてみましたよ!
そもそも遺伝子検査とは?
遺伝子検査とは、遺伝子を構成するDNAのアルファベット・塩基(化学物質)の順序を調べる検査です。
GeneLife(ジーンライフ)という、国内で唯一遺伝子解析を専門に行っている会社のHPにあった説明が分かりやすかったので、抜粋をのせておきますね。
GeneLife HP
生物の体をつくり、生命を維持するためにはたらいているたんぱく質。このたんぱく質をつくるための情報が遺伝子で、ヒトには約2万数千個もの遺伝子があると考えられています。 遺伝子の実態はDNA(デオキシリボ核酸)という物質で、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)と呼ばれる4種類の塩基がつながってできています。この4つの塩基は文字のようなものです。たとえば「L」「O」「V」「E」の4文字を組みあわせると「LOVE」という言葉になるように、4つの塩基も並び方によってさまざまな遺伝情報を持った遺伝子となるのです。しかし、「LOVE」の「O」が「I」に変わると「LIVE」になるように、塩基配列に違いが起こることがあります。この違いは「多型」と呼ばれ、体質の個人差につながります。このわずかな差を調べ、これまで世界中で蓄積された研究データと照らしあわせることで、体質や病気の可能性を統計的に分析するのが遺伝子検査なのです。
遺伝子の持つ情報を解析することで、生まれ持った病気のなりやすさや体質などを知ることができるんですね。
遺伝子検査はこの10年近くでDNAの解析技術が急速に発展し、分析にかかる費用が下がり、さらに短期間で行えるようになったそうです。
そのため、最近は一般的に普及してきたようです。
値段が下がってきて、一般人でも手が届く範囲の金額なった、ということが大きいのかもしれませんね。
それでもまだまだ高いけどね・・・。
子どもの遺伝子検査で分かること
ざっくり言うと、
①学習能力、②身体能力、③感性、の3つが分かります。
遺伝子検査の方法
検査方法はとっても簡単。
綿棒でほっぺの内側をこするだけ、みたいです。(検査会社によっては、唾液を採取する場合もあります。)
これなら痛みもないので、子どもに簡単に受けさせることができますね!
大まかな流れは、
ネットなどで申し込む→検査キットが届く→検査キットの指示に従って、検体を採取する→返送する→検査結果が送られてくる(web上などでも確認可能)
です。
遺伝子検査のメリット
教育の参考になる
遺伝子を分析することで、子どもの得意な分野、不得意な分野が分かるので、向いている習い事を選ぶのに役立つ、という理由から遺伝子検査を検討する人が結構いるみたいですよ。
あと、子どもの特性が分かるので、何かにつまづいた時に適切なアドバイスができる、適切な叱りかたができる、など、教育方針の参考になるそうです。
金銭的なメリット
子どもの適性が分かっていないと、色々な習い事に手を出してしまい、結果何も身につかなかった、なんてことも。
ついついあれこれと習わせてしまいがちですが、最初から得意分野が分かっていればある程度絞り込むことができます。
検査費用はかかるものの、将来的に考えれば無駄な習い事の費用をかけなくて済む、ということで、金銭的なメリットがあるそうです。
遺伝子検査のデメリット
遺伝子検査の信憑性
まずは、そもそもこの検査自体に信憑性があるのか?ということですね。
信憑性がある、と言っている人もいれば、医学的根拠はない、と言っている人もおり、正直どうなのかな・・・という気がします。
もし受けたとしても、参考程度に考えた方がいいかもしれませんね。
個人情報漏洩の危険性
遺伝子の情報は、よくよく考えるとトップクラスの個人情報です。
顔や住所、指紋よりもはるかに高いレベルで個人を特定する事が可能な上、絶対に変えることはできません。
その情報を検査会社に渡してしまう、ということになります。
そして検査会社からデータが漏れる危険性はゼロではありません。
そう考えると怖いですね・・・。
こちらの記事が大変参考になったので、リンクを貼っておきますね。
子どもの可能性を潰してしまうかも!
これは私の個人的な見解ですが、デメリットの一つとして「子どもの可能性を潰してしまう。」ということがあると思います。
例えば子どもが何かやりたい!と興味を持っても、遺伝子検査の結果で得意分野ではない、と分かってしまっていると、ついつい「あなたにはその才能はないのよ。」なんて言ってしまうのでは、と思うんです。
言わないにしても、お金をかけて才能がないと思われる習い事をさせるのはなあ・・・と渋ってしまいそう。
もちろん、才能があることと、子どもが好きなことが一致すればいいのですが、そうじゃないこともあると思うんですよね。
昔から、「好きこそ物の上手なれ」と言うように、やっぱり大好きなことだと熱中して、おのずと努力もしますよね。
遺伝的な得意分野ではなくても、努力することで結果が変わってくることもあるような気がして。
逆に言うと、得意分野であっても、本人がそれに興味が持てずに努力しなければ、結果は出ないのでは、と思います。
そもそも、この検査自体どこまで信憑性があるかは疑問なので、それに翻弄されるのはなあ・・・とも思っちゃいます。
あとは、宝くじと一緒で、「夢を見たい。」というのもあります。
親目線で考えると、今の時点での子どもの可能性は無限です。
親としては、「こんな風になるかも?あんな風になるかも?」と楽しい夢を見ている状態なんですね。
例えば、テニスをやらせたいと夫は思っているので、すごい選手になれるかも!なんて夢見てるわけです。
でも、遺伝子検査で、運動系の才能なしって出たら・・・
楽しみがなくなっちゃいます!
宝くじみたいに、しばらく夢見ていたいな~という気もして・・・(笑)。
うちの場合はこれらの理由から、遺伝子検査を受けることをためらっています。
実際に検査を受けた人の体験談
ネットで検索してみると、実際に遺伝子検査を受けた人は結構いるようです。
体験をまとめたブログ記事がありましたので、ピックアップしておきますね。
実際に受けた人の感想は、すごく参考になります。
感想
調べてみると、検査会社も色々とあり、どこがいいのかよく分からない状況です。
また、値段も高いですし、調べることで子どものやりたいことを邪魔していまう恐れもあるので、慎重に考えたいと思います。
興味はすご~くあるのですが、なかなか思い切れないですね。