こんにちは!幸せパンダです!
夫がJALグローバルクラブ(JGC)の会員のため、定期的にアゴラという会員誌が送られてきます。
この雑誌、すごく面白くて、いつも色々な出会いや発見があるんです!
今回の特集記事で、紙飛行機作家のアンドリュー・デュアーさんに関する記事があったのですが、すごく面白くて、ついにはアンドリュー・デュアーさんの『紙飛行機ミュージアム』という飛行機模型の本も買ってしまいました!
アンドリューさんと紙飛行機の出会いはある日本人がきっかけ
アンドリュー・デュアーさんは、カナダ・トロント出身の紙飛行機作家です。
1961年生まれなので、今は60歳くらいかな?
10歳の時に誕生日プレゼントとして、父親から一冊の本をもらいます。
それは第1回国際紙飛行機大会の記録を集めた本でした。
その大会の優勝者は二宮康明という日本人でした。
厚紙を切り貼りして作ったその紙飛行機に衝撃を受けて、どうしても作り方が知りたくなったアンドリュー少年。
そこで、ある作戦を思いつきます。
紙飛行機の本を見つけて、見よう見まねで描いたオリジナルの設計図を制作者(二宮さん)に送り、その交換条件として掲載作品の設計図を送ってもらおう!と考えたのです。(自分の設計図に自信があったそうです!)
結局設計図はもらえなかったものの、二宮さんから「自分の作品に興味をもってくれてありがとう」という優しい内容の手紙と紙飛行機の本が送られてきたそうです。
二宮さん、いい方ですね。
その後、日本語の本を読みたい一心で独学で日本語を勉強し、13歳の夏には国際手芸展覧会で紙飛行機制作の講師を務めるほどに、紙飛行機の腕も磨いていきました。
その後、1988年には国費留学で日本へ。
その時になんと二宮さんとの再会も果たしています。
二宮さんに自分があの時の少年です、と名乗り出たところ、二宮さんも大変喜ばれたそうです。
以来、ふたりの交流はずっと続いているそうですよ。
アンドリューさんが紙飛行機作家として本格的に活動するようになったもの、二宮さんが出版会社を紹介してくれたことがきっかけだったそうです。
2001年に日本人女性と結婚して子どもにも恵まれ、一度カナダに戻ったもののその後2013年に再び日本に戻り、現在は岐阜県各務原市で暮らしています。
紙飛行機作家、東海学院大学の教授・図書館長、東海第一幼稚園の園長先生として多忙な日々を送っていて、園児たちといっしょに紙飛行機を飛ばす日もあるとか。
まさに紙飛行機から繋がった人生、ですね。
自分の子どもにも何かを見つけて欲しい!
本当に感動的なお話で、心が温かくなりました。
アンドリューさんの紙飛行機に対する情熱と行動力もすごいのですが、そんなアンドリューさんが紙飛行機という一生情熱を注ぎ続けられるものに出会うきっかけを作ったお父さんや、子どもの情熱のこもったお手紙にきちんと返事をした二宮さんも素晴らしい!
父親がくれた1冊の本。
お手紙の返事を律儀にくれた、会ったこともない日本人。
それがアンドリューさんの一生を大きく変えることになりました。
子どもが一生夢中になれる何かと出会うきっかけを作るのが、大人の役目だと私は思うのです。
息子や息子以外の子ども達にもそんな何かを見つけて欲しい。
私もその手助けができる大人になりたい!
そう強く感じたストーリーでした。
紙飛行機の模型はまだ息子には少々早いので(見せたけどまだ興味はなさそうでした)、しばらく寝かしておいて、息子が小学校になった頃に渡したい&一緒に作って遊びたいと思います。